四季彩食 いまむら

初めて会ったとき、その次の日には魚を持ってきてくれました。それが、いままで見たことのないような処理をしていたので、気になって大森さんの仕事場まで見学に行ったりもしました。

大森さんが調理時間に合わせて神経締めした魚を、私がお客さまが食べる時間に合わせて塩を振ったり、寝かせたり、ゆっくり焼きを入れたりと、手を加えていく。そして、その手間こそが素材の持つ最高の味を引き出せると思っています。

私は大森さんから魚の手当ての仕方を学び、つくった料理を大森さんにフィードバックすることで、さらに良い手当ての仕方を共同で追求する。そんな密なやりとりができるのはここ（石巻）でだけ。だからこそ、ここでお店をやりたかったんです。